3月9日
こんにちは。もう年度末に近づきつつあります。大晦日ではありませんが、なにかやり残したことはありませんか?
先週はズッカーマン数というものを紹介しました。各位を掛け算するというやり方を考えると、出現の仕方については一見法則がなさそうですが、4つ以上連続で現れないというしっかりした事実があったんですね。
さて、ズッカーマン数は掛け算でしたが、足し算するとどうなるのでしょうか。
各位の和が元の数の約数である数を、ハーシャッド数と言います。喜びという意味のharṣaと、 与えるという意味のda、つまり喜びを与える人に由来します(サンスクリット語)。
例えば315は、
$$3+1+5=9$$
そして、
$$315\div9=35$$
であり315の約数なので、ハーシャッド数です。
いくつかハーシャッド数を紹介しますね。
1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 12, 18, 20, 21, 24, 27, 30, 36, 40, 42, 45, 48, 50, 54, 60, 63, 70, 72・・・
こうやってみてみると、あまり稀な数ではないことが感覚的にわかると思います。
今日は、ハーシャッド数に関する性質からの出題です。
各位の和が1, 3, 9の場合はハーシャッド数ということを証明してください。
解説編は来週更新予定です。