9月21日
こんにちは。秋になった、とはいいつつ全然そんな事ないですね。暑くて仕方がないです。
さて、本日9月21日は、ルイ・ポール・カイユテ、という物理学者の誕生日です。
どんな事をした人か。中学校で習ったかと思いますが、この人は気体を『凝結』させることに成功しました。
気体を凝結させるというのは、気体を液体にするということです。液体の温度を上げていくと、そのうち蒸発しますよね。それの逆で、気体の温度を下げていくと、そのうち液体になりますよね。
この温度を下げることを、断熱膨張というのですが、これは気象学でも役に立ちます。
雲のできかた、これも中学校で習ったかと思います。空気が何らかの原因で上昇していくと、だんだん気圧が下がり、温度が下がっていくことで凝結します。
ではどういうときに空気が上昇して、雲ができるのか?
例えば、ものすごーく気圧の低いところがあったとします。
浴槽の水の表面が平らになろうとするみたいに、この気圧の低いところもなくしたい、そう思いますよね。
なので、周りの空気がよってくるのです。
すると、収束が起きます。一方から空気がよってくるわけではなく、いろいろな方向からよってくるので、空気はぶつかり合ってしまいますよね。
空気がぶつかるとどうなるか?そのまま地面にはもぐらないだろうし、跳ね返る...ってことも、あんまりない感じがしてきます。
残される道はただ一つ、上に行くのです。これで上昇するのですね。
ですから、低気圧が近づくと天気が悪くなるのですね。
なにはともあれ、この人は気象学の基本をつくってくれた気もしてきます。
では、来週も張り切って!