7月12日

こんにちは。気がついたらもう夏真っ盛りですね。

 

さて今回は気象がテーマです。

これは今週の木曜日、7月10日15時の地上天気図です。

関東あたりを見てみてください。大きく等圧線がうねっているのが確認できます。気圧の谷ですね。

というのも、この日は関東で線状降水帯が発生するのではないかと広く予想されていたのです。

実際気象衛星画像で確認したところ、関東では積乱雲がボコボコと発生していました。またこの日の学校帰りに棚雲のような雲も見ました(写真はありませんが)。棚雲というのは簡単に言うと積乱雲に伴う雲で、もう少し詳しく言えばガストフロントの上空で発生するアーチ雲のことです。気になった方は調べてみてください。

 

さて、線状降水帯とはなんでしょうか。

テレビとかで耳にすることも多いですし、名前からして線状の雲だとわかります。実は、気象庁ではこの『線っぽさ』にも決まりがあるのをご存知ですか?

線状降水帯は線状なので、もちろん縦軸と横軸をつくることができます。その縦の長さと横の長さの比率が2.5以上でないと、線状降水帯にはならないらしいですよ。

他にも様々な方向から決まりがあり、すべてを満たせば初めて線状降水帯という名前をつかって発表されるらしいです。すごいですね。

また線状降水帯の大きさは意外と定まっていて、例えば長さは50〜300kmくらいです。ちなみにこの大きさは地図で言えば3度に満たないくらいのもので(緯度経度の度)、そこまで大きくないんですね。積乱雲が集まってできているので、その分雨も強くなるみたいです。

 

線状降水帯はメカニズムの複雑さなどから予想が難しいと言われています。なので予想にとどまらないで日頃から災害対策をしておくことはやっぱり大切なんですね。

では来週も張り切って過ごしてい来ましょう!

 

※気象庁「予報が難しい現象について (線状降水帯による大雨)」 (https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yohokaisetu/senjoukousuitai_ooame.html)を編集して作成