8月2日

こんにちは。今日は台風について取り上げようと思います。
上の天気図は今日の3時の実況天気図です。台風が日本の近くにありますよね。
ところで、台風は左側より右側のほうが危険ということを知っていますか?右側、というのは台風の進行方向からみて右側です。
台風の右側は『危険半円』と呼ばれていて、左側よりも風速が大きくなります(北半球に限る)。なぜかといえば、

こんなふうに、低気圧の性質上、台風の右側では上(北のほう)に向かって風が吹いています。そして、それと重なって台風が進むことによっても風が起こるんですよね。例えるなら、進んでいる電車の中で走るみたいな感じです(ただの迷惑ですが...)。また逆に左側では進むことにより打ち消される感じになるので、風は右側より弱いです。
なので、台風の右側は強い風が吹くんです。
ちなみに、右側は危険半円といいますが、左側は可能な航行と書いて『可航半円』と呼ぶらしいです。
一番最初の天気図では台風は日本列島の東側にありました。なので日本列島では可航半円の風が吹くことになります。左側にあるよりかはマシというわけですね。
また、この時期に台風が日本に来る...ということは太平洋高気圧の張り出しが弱いんですね。日本あたりの台風は太平洋高気圧の西側を回ってくるので。
なので、気温はそんななのかなと思ってしまいますが、勘違いだったりします。
というのも、そもそも台風はかなりの熱を持っているんです。台風は熱帯低気圧の一種です。この熱帯低気圧は、名前の通り熱帯で発生して北上してきます。なので、台風も水蒸気や熱があって、エネルギー源も熱なんです(潜熱)。
台風が来たからといって暑さ対策はしっかりしないといけませんね...
今回は台風について取り上げました。まだ夏なので、防災対策も暑さ対策もどちらもしっかりしていきましょう!