5月11日
こんにちは。明日は母の日ですね。
先週はゴールドバッハ予想からの出題でした。
・6以上の偶数は2を含んだ2つの素数の和で表される。
これは正しいでしょうか?
答えから言います。間違ってます。
まず、2を含んだ2つの素数の和というのは、次の場合が考えられます。
- $2+2$
- $2+2じゃない素数$
まず1から考えましょう。
そもそもこの計算式は答えが4です。
表さなければいけないのは6以上の偶数です。明らかに4は6未満なので、これは使えませんね。
次に2の場合。
改めて素数の性質について考えてみると、2以外に偶数の素数はありませんよね。
2で割れちゃいますから。
ということは、2以外の素数はすべて奇数ということです。
つまり最初の式は、
$$2+奇数の素数$$
となります。これって、明らかに奇数になりますよね。偶数+奇数=奇数だからです。
結局、この式を使って、6以上の偶数を表すことはできません。というより、そもそも偶数になりません。
どっちにしろ、6以上の偶数を表すことはできないんですね。
・6以上の偶数は2を含んだ2つの素数の和で表される。
これは間違っていることがわかりました。
2は偶数の中で唯一の素数です。.....なんか、すごいですね。
さて、今日5月11日は、毎日新聞社が『点字毎日』という新聞を発刊した日です。
1922年のこと。もう100年ちょっと前のことです。
点字は、目の不自由な人が読める文字みたいなもの。エレベーターとかで、よく見かけます。
記事の内容は新聞を点字にしたものではなくて、視覚障がい者に関する福祉などの話題だそう。
そんなにも前から、障がい者に関する情報を発信していたと思うと、ちょっと心が温かくなります。
ところで、今の形の点字は、フランスのルイ・ブライユという人物がざっと200年も前に完成させたらしく、それからだんだん色々なところで使われるようになっていったらしいです。ということで、本日はこんな問題。
日本語版の点字が使われ始めたのはいつ?
①1800年頃 ②1890年頃 ③2000年頃
福祉って偉大です。視覚の障がい以外にも、ちょっと調べてみてはいかがでしょうか。
ということで、来週も楽しくやっていきましょう!